中学生が自分の言葉でオススメ本を紹介する【中学生MUNAKATAビブリオラリー2025】を開催しました

宗像ビブリオバトル倶楽部では、2020年から宗像市図書課の協力のもと、宗像市内中学生のオススメ本を紹介文とともにパネル展示し、読みたい本に投票シールを貼ってもらう「パネル展示型ビブリオバトル」を行なっています。パネルは各中学校内に掲示され、数多くの票の中からチャンプ本が選ばれています。
11月の宗像市読書月間に合わせて宗像市立中学校7校で開催
各校から2冊ずつ、計14冊のオススメ本を寄稿して頂き、延べ1268票の投票がありました。
その中から見事チャンプ本に選ばれたのは…得票数228票「変な絵」でした!
紹介者のタツノオトシゴさんには、図書課や学校を経由して当団体から表彰状と副賞の図書カードを贈らせて頂きました。おめでとうございます!
今後も「本を通じて人とまちをつなぐ」活動の一環として、この企画を継続していきたいと思っています。
最後に、この企画にご協力頂いた宗像市図書課様や宗像市立中学校7校の関係者の皆様、投票頂いた生徒の皆様、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
中学生のオススメ本を紹介します!
どんな本が紹介されたのか、紹介文とともに紹介します。チャンプ本に選ばれた本から、どうぞ!
変な絵|雨穴 著

この本は「変な家」で有名な雨穴さんの本です。短編集の本ですが最終的には全ての話がつながり、物語の内容が明らかになっていくところがおもしろいです。
内容は実際にあった話かのようなリアルさがあり、読んでいると段々、本の中に引き込まれていきます。描かれている絵も、どこか不気味で今まで味わったことのない感覚を感じることができると思います。不気味ではありますが怖い話が苦手な方でも、読めるようになっています。
紹介者:タツノオトシゴ
あの子のことは、なにも知らない|栗沢 まり 著

「あの子のことは、何も知らない」は、栗沢まりさんの心に響く青春小説です。
正しいことが当たり前と思っていた優等生の美咲が卒業1ヶ月前に転入してきた和也の事情を知って少しずつ心情が変化していくお話です。
時々現れるグレーのページに書かれた誰にも知られない和也の心の声が、とても切ないと感じました。大人と子どもの考え方の違いが難しいなと思いました。明るい色の表紙からは想像できないほど、いろんなことを考えさせられる内容です。ぜひ読んでみてください。
紹介者:動物園のうさぎ
いみちぇん!|あさば みゆき 著

書道部所属の地味な女子、主人公の直毘モモが、たくさんの困難を乗り越えて友達との絆を深めていくところが一番おすすめです。
たくさん漢字が出てくるお話だから、漢字が好きという人や、書道を習っている人は特に楽しく読めると思います。また、意外な読み方の漢字や、あまり見ない漢字も出てくるので、漢字が苦手という人には新しい発見がたくさんあります。
本の最後にある「あとがき」も、作者のボケとツッコミがあってとても面白いです。ぜひ「いみちぇん!」を読んでみてください。
紹介者:ひーちゃん
アリス殺し|小林 泰三 著

主人公である井森は、最近みょうにリアルで変な夢を見る。夢の中での自分は、とかげのビルとして不思議の国でアリス達と過ごしていたが、ある日突然殺人事件が起きる。
不思議の国で事件の調査を任されたビル。地球にいる井森と協力しながら事件を無事解決することができるか!
この本の最大の特徴としては、真面目な井森とバカなビルという正反対な二人が、それぞれの世界で事件を調査していくことです。
この本以外にも「◯◯殺し」はまだあるので、ぜひ読んでみて下さい。
紹介者:りんご
ハリー・ポッターと呪いの子|J.K. ローリング 著

私はハリー・ポッターシリーズが好きで、この本を選びました。この話はハリー・ポッターが世界を救って19年後、8番目の物語です。
おすすめするポイントは2あります。1つ目は、初めて読む人でも楽しめるところです。1作目とも関わる主要人物の話がたくさんあります。2つ目は、世界観を感じられるところです。数々の魔法が美しい表現で書かれており、惹き込まれます。
壮大な魔法の世界を感じてみて下さい。
紹介者:ゼン
ソードアートオンライン マザーズ・ロザリオ|川原 礫 著

この巻の主人公は、1巻から主人公のキリトではない。
キリトの彼女であるアスナは、ゲーム内で会った友人から、1対1の対戦で勝ち続けている「絶剣」に関する噂を耳にする。アスナは「絶剣」に決闘を挑むが、紙一重で負けてしまう。しかし対戦が終わるや否や、ボスモンスターを倒すため手を貸してほしいと「絶剣」に頼まれる。共に闘う内に「絶剣」の大きな秘密を知ることになり、、、、
読み終えた時「生きる」ということについて、きっとあなた自身も考えずにいられないはずです。
紹介者:心吾
なぜ僕らは働くのか 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと|池上彰 監修

「なぜ僕らは働くのか」は、働くことの意味や生き方について考えられる本です。
働くのはお金のためだけでなく人の役に立ったり、自分の夢を見つけたりすることにもつながるということを教えてくれます。
イラストが多く分かりやすいので中学生でも読みやすく、将来や進路を考えるきっかけになる一冊です。ぜひ読んでみてください!
紹介者:豆もやし
♯真相をお話します|結城 真一郎 著

日常の中にひそんでいる違和感。その違和感にあなたは気づくことができるのか。
島育ちの仲良し小学生四人組。あの日、「ゆーちゅーばー」になることを夢見た四人の末路は・・・。
リモート飲み会と三角関係の話や、中学受験と家庭教師の話など最後に息をのむようなラストが待っている5つの物語が収録されている。一つ一つの話は短く、展開も速いため、長い話を読むのが苦手な人でも読みやすいと思う。
紹介者:S S
アルジャーノンに花束を|ダニエル・キイス 著

この本は、チャーリイ・ゴードンという32歳になっても幼児ほどの知能しかない男の人が、脳外科手術を受けたことで超知能を手に入れるお話です。
超知能とだけ聞くととても良いものに聞こえますが、今まで周りの人から言われた言葉の真意や自分がどう思われていたかなどが浮き彫りになり、決して良いものとはいえませんでした。
全く知らず生きていく方が幸せなのか、全てを知りながら生きる方が幸せなのか、そんなことを考えさせられる本です。ぜひ読んでみて下さい。
紹介者:パンダとペタグー
WHAT IS LIFE? 生命とは何か|ポール・ナース 著

この本は、ノーベル賞を受賞した細胞学者ポール・ナース氏の、生涯をかけた研究の話です。
少年時代に出会った一羽の蝶、細胞の授業で生物学の世界へ入った著者は、酵母の研究を通して細胞による生命の本質を突き止めます。
本書は生物学の用語が多く、難しいところもありますが、中学生でもなんとなく理解できる内容になっています。興味のある方は是非、読んでみて下さい。
紹介者:茶ひよこ
マリアビートル|伊坂 幸太郎 著

酒浸りの元殺し屋「木村」は、息子の仇討のため。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」は、木村を翻弄し楽しむため。腕の立つ殺し屋のコンビ「檸檬」と「蜜柑」は、依頼を達成するため。とにかく不運で気弱な殺し屋「天道虫」は、『簡単な仕事』を終わらせるため。
北へと疾走する東北新幹線の中で、それぞれの思惑が絡み合い、狙うものと狙われるものが交錯する!まさに点と点がつながるような鮮やかな伏線回収で、読んでいてとても気持ちの良い一冊です。
紹介者:虫眼鏡
ハリー・ポッターと賢者の石|J.K.ローリング 著

この本のお勧めポイントは、読者を一瞬にして魔法の世界に引き込む圧倒的な想像力です。
ホグワーツでの仲間たちとの出会いや、ホグワーツの授業などが面白いです。子どもから大人までワクワクできる要素が、多いです。さらに伏線などが多くのところに隠されていて何度読んでも新しい発見がとまりません。また、多くの困難に立ち向かうハリーの姿は、誰もが勇気づけられます。
みなさんも魔法の世界に飛び込んでみませんか?
紹介者:えんぴつ
5分間思考実験ストーリー|北村 良子 著

この本には、思考実験に基づいたお話が全部で15話収録されていて、お話の最後で2つの選択肢が登場します。その中で自分の考え方に合う選択肢を選び、その選択肢が指示するページを開くと結末が分かります。つまりあなたの選ぶ選択肢によって、ストーリーの結末が変わってくるのです。
お話を読みすすめていくことで自分の考え方を知ることができます。ちょっとした診断をしているみたいで楽しいです。
紹介者:Maneribia
終末のフール|伊坂 幸太郎 著

小惑星が地球に衝突するまであと三年の世界が描かれた本である。
いくつもの短編が収められているのだが、どれも決して明るいストーリーとは言えない。読むうちに胸が詰まり、こみ上げてくるものがある。しかし、この本の一番の見所はそこではない。悲惨な世界で、それでも懸命に生きようとする人たち。その気丈さに、きっと心を打たれるはずである。
人の人生はその人だけのものだ。読み終えてみて、自分の明日からの生き方を考えたくなる一冊である。
紹介者:Y A
